God dag!Lone Wolf会計士です。
今回はファイナンスや事業計画立案の場面で、意外と使用頻度が高いMax関数とMin関数を解説したいと思います。
関数自体はシンプルですが、使い方を工夫ができますので、その辺りを中心に解説できたらなと思います。
それではいってみましょう!
このブログはこんなブログ
このブログは「グローバル×会計専門性」を目指す人を対象に、「米国公認会計士の魅力やキャリア情報、及び「グローバル×会計専門性」というキャリアを歩むうえで役に立つノウハウが得られる」というコンセプトで運営しています。
前提知識はゼロかつ初心者向けの記事のため、「グローバル×会計専門性」のキャリアを目指すつもりがない方でも、会計のエッセンスの理解に役立つ記事の執筆を心掛けています。
ご参考にして頂ければ幸いです。
Max関数とは?
Max関数は、選択した数値もしくはセルの範囲の中で最大値を選んでくれる、という関数です。
Max (数値1, 数値2, …)
数値の部分はセルの範囲の選択でも問題ないです。
使い方の具体例です。
過去2週間の売上高が以下の通りであるとします。この中から一番大きい売上高を探したい時、以下の通りMax関数が活用できます(今回はセルの範囲を選択しています)。
計算式ではなく数値で表示すると、以下のような形になります。
このようにMax関数を使って、売上高の最大値を探すことができました。
Min関数とは?
Min関数は、選択した数値もしくはセルの範囲の中で最小値を選んでくれる、という関数です。
Min (数値1, 数値2, …)
数値の部分はセルの範囲の選択でも問題ないです。
使い方の具体例です。
過去2週間の売上高が以下の通りであるとします。この中から一番小さい売上高を探したい時、以下の通りMin関数が活用できます(今回はセルの範囲を選択しています)。
計算式ではなく数値で表示すると、以下のような形になります。
このようにMin関数を使って、売上高の最小値を探すことができました。
Max関数・Min関数の便利な使い方
さて、Max関数とMin関数自体の使い方はシンプルですが、ファイナンスに関連したモデルを作る際に便利な使い方があるので紹介します。
例えばですが、以下の損益計算書の例をご覧ください。
ここで法人税等の計算をするにあたっては、通常は以下の通りエクセルに計算式を入力することが多いかと思います。
法人税等 = 税引前当期純利益 × 税率(今回は30%)
エクセル上のシートは以下のような形です。
しかしながら、例えば税引前当期純利益がマイナスで、実際は法人税がかからない、というケースでは、このままの計算式では法人税等がプラスになってしまします。
このように、「ある数値のxx%、しかしながら最小値は0」といった最大値、最小値を設定したいケースをエクセルで表現したいときに、Max関数、Min関数は活躍します。
例えばこのケースでは、以下のような計算式をエクセルに入力しておけば、法人税の最大値は0(法人税はプラスにならない)とすることができます。
= min (-F11*D12, 0)
式ではなく、数値で表すと以下の通りです。
赤字であれば法人税等が0となる、ということをエクセル上で表現できたね!
今回の例は簡単でしたが、このように上限や下限がある数値を設定するケースは多くあると思いますので、その場合はMax関数やMin関数をご活用ください!
いかがでしたか?今回は簡単ですがMax関数やMin関数を紹介しました。
それではまた!Vi ses!
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