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時価総額とは?わかりやすく解説!【企業価値評価】

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God dag!Lone Wolf会計士です。

今回は時価総額について、わかりやすく解説していきたいと思います。

それでいっていましょう。

このブログはこんなブログ
このブログは「グローバル×会計専門性」を目指す人を対象に、「米国公認会計士の魅力やキャリア情報、及び「グローバル×会計専門性」というキャリアを歩むうえで役に立つノウハウが得られる」というコンセプトで運営しています。
前提知識はゼロかつ初心者向けの記事のため、「グローバル×会計専門性」のキャリアを目指すつもりがない方でも、会計のエッセンスの理解に役立つ記事の執筆を心掛けています。
ご参考にして頂ければ幸いです。

時価総額とは?

時価総額とは、会計上の株主資本の時価評価額、とご理解頂ければ十分かと思います。

英語では、Market Capitalization (Market Cap)と呼んでおります。

株式市場に上場している企業の株式は、常に株式市場で売買されています。

その際には、もちろん株価という評価額がつけられた上で売買されています。

会計上の株主資本に基づいた価格にて売買されているのでしょうか?

答えはNoです。

市場の参加者は、会計上には現われない、見えない無形資産だったりその企業の超過収益力だったりを考慮した上で取引価格を決定しているのです。

なぜ会計上に現れないような無形資産だったり超過収益力が存在するのか?については、以下の記事に詳しく説明していますので、ご参考にしてください。

簡単に言うと、会計ルール上、貨幣で測定できないモノや保守主義の原則から、会計上資産として認められていないものが多々存在します。例えば優秀な人材の価値や営業努力で培ってきた営業ネットワーク等は、資産として認められておりません。

つまり、会計上の株主資本は非常に保守的な数値であるのです。

株式市場で株を売買している投資家達は、この見えない無形資産や超過収益力というものを評価して、対象となる上場企業の株主資本がどのぐらいあるのかということを時価評価してくれているのです。

これが時価総額と呼ばれるものです。概念図を以下に示しておきます。

もちろん非上場企業にも時価総額という概念は存在しますが、上場企業の株価のようなわかりやすい指標は存在しないので、企業価値評価を実施するなどして別途試算する必要があります。

時価総額の計算式

時価総額の計算式は、簡単ですが以下の通りです。

時価総額 = 一株当たり株価 × (発行済株式数ー自己株式数

自己株式として保有している株式は、市場に流通していません(企業が自社で保有している=金庫株と呼ばれる)。

よって、市場に流通している株式数に株価を乗じたものが、時価総額となります。

今回は以上となります。それではVi ses!

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