God dag!Lone Wolf会計士です。
今回はコピー&ペーストの応用として知っておくべき機能がありますので、紹介させてください!
かなり便利なので、個人的にはMustのスキルだと考えております。
昔から知っていたらもっと作業が速くなっていたよね…
それではいってみましょう。
このブログはこんなブログ
このブログは「グローバル×会計専門性」を目指す人を対象に、「米国公認会計士の魅力やキャリア情報、及び「グローバル×会計専門性」というキャリアを歩むうえで役に立つノウハウが得られる」というコンセプトで運営しています。
前提知識はゼロかつ初心者向けの記事のため、「グローバル×会計専門性」のキャリアを目指すつもりがない方でも、会計のエッセンスの理解に役立つ記事の執筆を心掛けています。
ご参考にして頂ければ幸いです。
通常のコピー&ペースト(「Ctrl + C」 → 「Ctrl + V」)
まずは通常のコピー&ペーストです。
恐らく誰もがご存知かと思いますが、「Ctrl+C」でコピーしたセル(または範囲)を「Ctrl+V」で他のセル(または範囲)にペーストできます。
具体例を用いて見てみましょう。架空の会社のとある週の売上高に関するデータです。
下図の通り、売上高は単価×客数で計算できますので、エクセル上は以下のような計算式を作って売上高を計算することが一般的かと思います。
そして、E3セルをコピー(Ctrl+C)し、E7セルまで選択した上でペースト(Ctrl+V)することが通常かと思います。
計算式でなく、計算結果を表示すると以下の通りです。
これで、日次の売上高を計算することができました。
通常のコピー&ペースト(「Ctrl + C」 → 「Ctrl + V」)の問題点
しかしながら、上の図からもわかる通り、通常のコピー&ペーストには問題点があります。
それは、計算式と共に書式もコピーされてしまう、という点です。
上の例をもう一度掲載します。元々E7セルの下にあった線が消えてしまっていますね。
なぜかというと、E3セルにはもともと下線がなかったため、その情報までコピーされてしまっているためですね。
これが通常のコピー&ペーストの問題点になります。
「Ctrl + C」 → 「Ctrl + Alt + V」によるペースト
さて、書式も一緒にコピーされてしまう問題点は、「Ctrl + Alt + V」というショートカットを使うことで解決できます。
もう一度上の例に戻ります。以下の状態からE3セルをコピー(Ctrl + C)し、「Ctrl + Alt + V」でペーストしてみます。
次のような画面が出てくると思います。今回は「計算式」をコピーしたいので、「数式」をチェックします。
すると、以下のように書式は元のままで、計算式のみコピーできました。
このように「Ctrl + Alt + V」でペーストを役立てることができました。
ひと工夫するだけで全然違うんだね!
「Ctrl + C」 → 「Ctrl + Alt + V」によるペーストの応用
さて、「Ctrl + Alt + V」によるペーストは本当に便利で、色々な機能がありますので紹介させてください。
書式のみコピー
エクセルの「見た目」をどうするか、ということをコントロールしているものが「書式」というデータとなります。
機械ではなく、人間の目に見やすいようにするための機能だね
「Ctrl + Alt + V」によるペーストで、もともとあったデータは保持しつつも、コピーしたセルの書式のみ(見た目のみ)を再現することが可能です。
具体例で考えてみましょう。とある企業の1月~3月の商品別売上データです。
この例の場合、「商品A」と「商品B」の売上高を比較しているところをみせたいので、売上高以外の書式(見た目)は揃えておきたいところです。
書式(見た目)が違っていると、「その違いに何か意味があるの?」と余計な印象を与えちゃうよね
しかしながら、商品Bの部分(D列)を商品Aの見た目(C列)に揃えるため、たくさんの作業が必要になりそうです。
ここで活躍するのが「Ctrl + Alt + V」です。
まず、書式をコピーしたいセルを「Ctrl + C」でコピーします。今回はC2セル~C5セルの範囲となります。
次にペーストしたい先(今回はD2~D5セルの範囲)を選択し、「Ctrl + Alt + V」を押します。
選択画面が出てきたら「書式(T)」を選択し、「OK」を押します。
これで、元々の数値は変えずに、書式のみ(見た目のみ)一瞬で変えることができました!
掛け算、割り算
「Ctrl + Alt + V」は掛け算や割り算を活用できます。
この機能が重宝される場面は、数値の桁数を直したいときです。
具体例で見てみましょう。とある企業の過去5年間の売上高の推移です。
例えば、この例では売上高が千円単位で数値が表示されていますが、「Ctrl + Alt + V」で百万円単位への単位変換をすぐにできます。
千円→百万円への単位変換について、具体的なやり方は以下の通りです。
- ①どこかのセルに「1,000」と数値をベタ打ちする
- ②そのセルを「Ctrl + C」でコピーする
- ③単位を変換したいセル(または範囲)を選択する
- ④「Ctrl + Alt + V」を押す
- ⑤ポップアップ画面で「値」と「除算」を選択し、「OK」を押す
選択した範囲に、コピー元の「1,000」を「割り算の分母」に使ってください(1,000で割ったください)、という指示を出しているイメージですね。
「値」を選択している理由は、単純に単位変換だけ実施して、見た目は触らないで欲しかったからです。
結果は以下の通りです。すぐに単位変換できましたね。
この機能はかなり便利なので、是非覚えてください。
行・列の入れ替え
最後に行列の入れ替えです。たまに使いますので紹介させてください。
まずなぜエクセルの行と列を入れ替える必要が出てくるのか、については、機械はデータは縦に持った(縦持ち)方が処理しやすいが、人間は横にデータが並んでいた(横持ち)方が見やすいためです。
だから機械から出てきたデータの行列を入れ替える処理をする必要が出てくるんだね
具体例で見てみます。先ほどの例で、売上高を縦に並べています(データは縦持ち)。
これを、横にして、時系列が直感的にわかりやすくしたいと思います。
手順は以下の通りです。
- ①行と列を入れ替えたいセル(または範囲)を選択する
- ②「Ctrl + C」でコピーする
- ③(データが重ならないように)他の場所に移動し、「Ctrl + Alt + V」を押す
- ④「値」と「行と列を入れ替え」を選択し、「OK」
結果は以下の通りです。
あとは、書式を整えてあげれば良いですね。
このように、行と列を入れ替えたい場合にも「Ctrl + Alt + V」は活用できます。
今回は以上です!「Ctrl+V」だけではなく、「Ctrl + Alt + V」も活用してみると、エクセル作業が効率的になること間違いなしです。
それではVi ses!
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