God dag!Lone Wolf会計士です。
今回はエクセルの中で、条件付き書式についての活用方法を解説していきたいと思います。
条件付き書式は便利で、セルのハイライトからグレーアウトまで一通り何でもできます。また、その便利な使い方までご紹介できたらと思います。
それではいってみましょう。
このブログはこんなブログ
このブログは「グローバル×会計専門性」を目指す人を対象に、「米国公認会計士の魅力やキャリア情報、及び「グローバル×会計専門性」というキャリアを歩むうえで役に立つノウハウが得られる」というコンセプトで運営しています。
前提知識はゼロかつ初心者向けの記事のため、「グローバル×会計専門性」のキャリアを目指すつもりがない方でも、会計のエッセンスの理解に役立つ記事の執筆を心掛けています。
ご参考にして頂ければ幸いです。
条件付き書式
条件付き書式とは?
条件付き書式とは、選択したエクセル上のセルで指定の条件を満たした場合、何らかの処理(例えばハイライト)をするために使用する機能、となります。
なお、条件付き書式はあくまで見た目を変更するだけで、データ自体に処理は加えないことも特徴になります。
人間が操作する場合、見た目が大事だからね。ハイライトされていたら見やすくなるね
条件付き書式の機能自体は標準的にエクセルのリボン内に表示されているかと思います。
ホーム → 条件付き書式
条件付き書式のタブをクリックした際に一番上に出てくる「セルの強調表示ルール」がベーシックな機能です。
条件付き書式の使い方の例
例として、「セルの強調表示ルール」→「指定の値より大きい」を使ってみましょう。
以下の例で考えてみます。過去2週間分の売上が記載されています。
今、一日の売上高が20万円より大きい場合、その売上高をハイライトしてみましょう。
手順は以下の通りです。
- 条件を適用したい範囲を選択
- ホーム → 条件付き書式 → 指定の値より大きい を選択
- 値の指定値として、今回は20万と入力
以下のパラメータ設定画面がポップアップされます。
結果として、売上高が20万円を超えるセルは緑でハイライトされました。
これでデータがみやすくなるね
別なやり方として、一つセルを挟むやり方も実務では幅広く適用されているのでご紹介します。
新しい列(G列)を作り、20万より大きければ「TRUE」、そうでなければ「FALSE」となるように計算式を入力します。
20万、という数値は変更が簡単にできるように、インプットセル(G2セル)を準備しておくと便利です。そうすれば、例えば、後々20万→30万円と変更することも容易になります。
【計算式】
【結果】
次にこのG列のTrueをハイライトする指示をエクセルに出します。
- 条件を適用したい範囲を選択
- ホーム → 条件付き書式 → 文字列 を選択
- 文字の指定値として、今回は「True」と入力
こちらの処理で、売上20万円より大きいセルがハイライトされましたね。
なお、この例のように基準値を外出ししてエクセルを作成しておけば、ハイライトの条件を20万円から10万円に変更したいとき等簡単に対応できます。
例えば、基準値を10万円としたい場合、G2セルを100,000と変更するだけで他のセルには触らずにハイライトすることができます。
条件付き書式の削除方法
設定した条件付き書式を削除したい場合の方法を紹介します。
簡単です。以下の手順で削除できます。
- 条件付き書式を削除したいセルを選択
- ホーム → 条件式付き書式 → ルールのクリア → 選択したセルからルールをクリア
これでハイライトが削除できます。簡単ですね。
条件付き書式の便利なテクニック
次は条件付き書式の便利なテクニックのご紹介です。
上の例で一列新たに挿入し(I列)、売上高を記帳したかどうかの列を追加したとします。
ここで、売上高を別の売上台帳に転記していた場合、わかりやすくグレーでハイライトすることを考えてみましょう。
I列のみをグレーでハイライトする方法はひとつ考えられます。これは既に上で紹介しましたが、I列を指定し「文字列」が「Yes」となっている場合にハイライトする条件を設定することで達成できます。
これでも良いかと思いますが、できれば行すべてをグレーにした方がわかりやすくなると思いませんか?例えば、以下の通りです。
確かに行全体がグレーアウトされていた方がわかりやすいね!
もちろん1行1行手間暇かけて色を塗っても構いませんが、行が多くなると大変ですよね。そんなときに便利な方法をご紹介します。
確かに昔は行をすべて選択して、1行1行手動でセルの色を塗っていたね…
まず、グレーでハイライトしたい範囲をすべて選択します。
次に、ホーム → 条件付き書式 → 新しいルール を選択します。
以下のような画面がポップアップされてくるはずです。今回は「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
次に以下の計算式を入力します。
=$I5=”Yes”
上式の意味としては、「条件を設定したセルの範囲において、I列がYesだった場合、書式を適用してください」ということになります。
次にどのような書式を適用するか?ということで、セルの塗りつぶしとしてグレー色を選択します。「書式」をクリックします。
今回は上から2つ目のカラーを使ってみます。
あとは全部OKを押すと、上でご紹介したように行すべてをグレーでハイライトすることができましたね。
プロジェクト管理表等で作業の潰しこみの際に重宝するテクニックかと思いますので、是非参考にしてくださいね!
以上解説してきましたが、条件付き書式は使いこなせればエクセルがみやすくなることは間違いないです。ここで紹介した基本だけで十分だと思いますので、是非マスターしてくださいね。
では本日はこの辺で。Vi ses!
コメント