God dag!Lone Wolf会計士です。
今回はエクセルのこれだけ!シリーズとして、必須となる関数のうちAverage関数とMedian関数について紹介していきたいと思います。
それではいってみましょう。
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このブログは「グローバル×会計専門性」を目指す人を対象に、「米国公認会計士の魅力やキャリア情報、及び「グローバル×会計専門性」というキャリアを歩むうえで役に立つノウハウが得られる」というコンセプトで運営しています。
前提知識はゼロかつ初心者向けの記事のため、「グローバル×会計専門性」のキャリアを目指すつもりがない方でも、会計のエッセンスの理解に役立つ記事の執筆を心掛けています。
ご参考にして頂ければ幸いです。
Average関数とは?
Average関数は、その名の通り、指定した数値や範囲における平均値を計算する関数です。
Average関数の構成は以下の通りです。
Average (数値1, 数値2, …)
数値の部分は、セルの範囲でも大丈夫だよ
それでは実際に使ってみましょう。架空の会社の売上高と当期純利益について、以下の5年間を例にとって考えてみましょう。
平均値を計算するときは、Average関数を使い、売上高であれば3行目、当期純利益については4行目のそれぞれC列からG列までを範囲に指定します。
以下の計算式をエクセルに打ち込むイメージです。
計算すると以下の通りです。
簡単ですね。
Median関数とは?
Median関数は、指定した数値や範囲における中央値を計算する関数です。
Median関数の構成は以下の通りです。
Median (数値1, 数値2, …)
Median関数も数値の部分は、セルの範囲でも大丈夫だよ
それでは上と同じ例で実際に使ってみましょう。使い方はAverage関数とほとんど同じですね。
計算すると以下の通りとなります。
こちらも簡単ですね。このAverage関数とMedian関数は非常によく使いますので是非覚えてください!
平均値と中央値の関係
最後に、平均値と中央値の関係について触れておきましょう。結論は、以下の通りです。
基本的には、シンプルかつ有名な平均値を使えば良いです。しかしながら、平均値は外れ値がある場合、その影響が大きくなりますので注意が必要です。
一方、中央値は外れ値の影響が小さいので、データに外れ値がある場合については、平均値よりも数値データの中心の値が測定できます。
よって、数値データ間のばらつきが大きい場合、データの中心をより正確に測定するためには中央値を採用した方が良い、ということになります。
平均値と中央値の計算式は以下の通りです。
平均値 = (数値データの合計)÷(数値データの個数)
中央値 = 数値データを大きさ順に並べ、その中央の数値 (データ数が偶数個である場合、中央2つの数値の平均値を適用)
さて、上の例で平均値と中央値を並べてみます。
ここで、2021年の当期純利益の数値が、他年度と比較して大きく外れていることがわかります。
この外れ値の影響が大きく当期純利益の平均値は61と、通常の年度の当期純利益である ‐20~25 を大きく外してしまっていますね。
一方で、当期純利益の中央値は10と、例年の利益 ‐20~25 の間に入っています。こちらの方が5年間の結果がよく表れていますよね。
売上高の方は外れ値がないので、平均値と中央値がそれほどずれていません。こういった場合はシンプルに平均値を採用すれば良いかと思います。
以上が平均値と中央値の関係でした。
それでは今日はこの辺で。Vi ses!
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